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すべての
終わってしまった恋人たちと
出会わない恋人たちと
まだ知らない恋人たちへ

東京。
太陽系内に生命体が存在する新惑星・エマノンを発見したという報道に湧く一方、異常気象が頻発していた。

旅行代理店でアルバイトをしながら大学で理論物理学を専攻している大学院生のミカ(稲村梓)は、5年前に失踪してしまった恋人・テル(高橋卓郎)のことを忘れられないでいる。
彼女は一見普通の大学院生だが、出会い系アプリで男を漁り孤独を埋めつつ、妄想でテルと会話している。
そんなミカの様子を、親友のゲイ・シゲ(芳野正朝)や、研究室の先輩・高山(佐藤睦)は心配している。

ある日、ミカは発作的に既視感を覚えるようになる。そしてテルの親友・バード(今村怜央)に相談しに行くと、「もう一人の自分」たちと出会ってしまう。
それぞれのミカにはそれぞれに違った状況が存在していた。
理解に苦しみ混乱するミカだったが、やがて人生を変える選択を迫られる…。

115min/4K/DCP/2017/日本語、英語、スペイン語
出演:稲村梓、高橋卓郎、芳野正朝、今村怜央、佐藤睦、ヤン・イメリック、川瀬陽太、町山博彦、大木雄高、園部貴一、草野康太
脚本・監督:福島拓哉
プロデューサー:本井貞成、岩本光弘、福島拓哉
撮影監督:木村和行
撮影:難波俊三、川口紘
照明:高橋拓
サウンドディレクター:田中秀樹
美術:安藤秀敏、菊地実幸
衣装:森美幸、増渕麻衣
ヘアメイク:榎本愛子
助監督:渡辺イチ
制作主任:板部文
音楽:トルコ石、河原弘幸(floating mosque)
配給・宣伝:Tokyo New Cinema
協賛:メディックメディア、PARIBAR
製作:P-kraft、ラフター

■ コメント(随時追加)
福島拓哉は普通の監督が描かない領域に踏み入っている。人間的な感情や苦悩の中に存在する、異質で複雑かつ抽象的な世界の領域だ
デビッド・ポウンテイン(Filmdoo編集長)

『MODERN LOVE』。 「モダン」とは詩人ボードレールの「モデルニテ(現代性)」という言葉から始まったものだ。 ボードレールによれば「モデルニテ」の定義とは、「一時的で、うつろい易く、偶発的で、これらが芸術の半分をなし、他の半分が、永遠なもの、不易なものである」と。(もちろんこの場合、L.カラックス『汚れた血』の挿入歌であるD.ボウイの『Modern Love』と解釈するのが正解であろうが、、、) 劇中登場する三つの世界は、通常はけっして交わらずパラレルワールドとして存在している。しかし、そのうつろいやすい薄膜的な世界に裂目が生じ、互いに干渉してしまったならば、、、そのときはじめて永遠性というものを獲得できるのかもしれない。 惑星は定められた速度と軌道を保っている。人工衛星も同様である。しかし、その速度と軌道が重なったときに「ランデブー」が起きる。ふたりの人間の速度と軌道が重なったときに(=ランデブー状態)、「恋愛」という科学現象が生ずるとするならば、人間もまたある種の惑星であり、本来は「孤独な惑星」なのかもしれない。 うつろいやすい「恋愛」のランデブー状態や絶頂を永遠に留めるその方法とは、、、現代における永遠性の問題を真正面から捉えた力作である。
ヴィヴィアン佐藤(ドァグクイーン/美術家)

■ 映画評論家マーク・サン・シール氏によるロングレビュー(※多少ネタバレあり)
https://marcsaintcyr.blogspot.jp/2017/11/out-of-sync-takuya-fukushimas-modern.html