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映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』公式サイト 映画館新宿K's Cinemaにて2010年秋公開

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』について

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』の劇場公開情報

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』の劇場公開等の最新情報はこちらをご覧下さい

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』の劇場公開等の最新情報

『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』2010年秋公開予定の映画館

東京都新宿区での公開映画館

2010年10月16日~新宿K's Cinema

その他の地域での公開映画館

新宿K's Cinemaを皮切りに全国の映画館で公開予定。

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』の公式予告編

2010年秋新宿K's Cinemaでの劇場公開前に映画の予告編をチェック!

youtube

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』監督コメント

僕は、東京を愛している。
同時に僕は、絶望している。
進化しすぎてしまった東京という街に。
いつの頃からか、東京は進化しすぎた。
現代文明の発展速度に、住んでいる人々の精神が追いついていないと感じる。
その結果、想像力や審美眼は減退し、無責任で無自覚な悪意が蔓延している。
そして「東京」という都市の概念は、そんな現代だったり現実の代名詞として使われる。
20世紀最後の年に撮影し21世紀最初の年に公開した『PRISM』は、90年代の総括として“自己完結”という概念をキーワードに描いた。
自己完結しているのに他者と関わることの矛盾は、ゼロ年代に入り“無自覚な悪意”として量産されていくことを、そしてそれが「東京」という現実なのだと、実感を伴って予感していたのだと思う。
次の長編『emanon』製作が暗礁に乗り上げた後も、再び長編映画を撮る機会を四六時中模索しながら僕は、そうした「東京」を数多くの短編で描き、8年間を過ごした。
2008年6月6日、僕が最も愛した映画館・シネマアートン下北沢が、不可抗力で無理やり閉館させられた。
悔しかったし、許せなかった。
だから僕は映画人有志代表として、シネキタ再生運動を展開した。
しかし、あらゆる手を尽くしたが、想いは届かなかった。
市場原理主義を加速させる高度情報化社会の力に屈服し、惨敗したのだ。
少なくとも僕にはそう感じられたし、映画映画館への愛情など、そういった力の前には無力なのだと思い知らされた。
いま思えばあの時僕と仲間たちは、絶望していたのだと思う。
東京にも、映画にも。
しばらくして、ショーン・ペン『イントゥ・ザ・ワイルド』を観た。
こういう映画を撮ろうと思っていたわけでも、撮りたいわけでもない。
しかし、この映画が持っている本質が、激しく僕の身体を貫き、無自覚な悪意に負けない意思を喚起し、失いかけていた情熱を暴発させた。
僕は映画監督だ。
映画は、第一義的に映画である。
だから映画監督は、映画を作ればよい。
そこに立ち返ることにした。
それが本当の始まりだった。
『OUR BRIEF ETERNITY』は、その言葉の意味そのままに物語を作った。
そして同時に、僕にとっての「東京」であり、ゼロ年代を強烈に意識して作ることだけは決めていた。
僕の創作のコアは、映画に人生を捧げると決めた20年前から微塵も変わっていない。
絶望と、怒りと、それゆえに生じる孤独感だ。
ただ、絶望があるからこそ理解できるものがある。
希望だ。
フィルムはネガがあるからポジが焼ける。
それと同様に、絶望を知って初めて、希望を描けるのだと信じている。
それこそが僕にとってのロックであり、ラブ&ピースなのだと、本気で思っている。
きっと僕はこの「東京」という街のどこかで、誰かに抱きしめられたいのだと、思う。
だから、観た人が、そんな気持ちになるような映画を作った。
それが希望なのだと思った。
たとえ短い永遠だったとしても。

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』解説

09年東京国際映画祭で絶賛された、愛の拒食症映画

美しかったり醜かったりする世界が存在することも、未来が存在することも、信じられない人たちの、信じがたいほどに美しい物語が、いまはじまる。
監督は、東京の自主映画シーンに独自の地位を占める福島拓哉。
伝説的な動員記録を残した劇場デビュー作『PRISM』の興奮がふたたびやってくる。

路上でミオは倒れた。意識を取り戻し、なにごともなく日常は進んでいく。記憶をなくしていることすら気づかずに・・・不満はないが満ち足りてもいない彼氏との生活。
そんなある日、買物中のミオはナンパされた。テルという男で、ミオと同棲していたのだと、一方的に語る。
でも、ミオは分からない。もっとも大切なものの記憶をなくしてしまう奇病、エマノンに感染していたのだ。
そして、人々は次々エマノンに倒れていった。

テル役は『渚のシンドバッド』(橋口亮輔監督)『スイートリトルライズ』(矢崎仁司監督)の草野康太、ヒロイン・ミオは舞台での活動が多い呂美。俳優としても活躍する福島拓哉が謎の男・キツネ役。
監督は、東京の自主映画シーンに独自の地位を占める福島拓哉。伝説的な動員記録を残した劇場デビュー作『PRISM』に続く、長編劇映画監督二作目となる本作を自ら率いる制作集団P-kraftとともに作り上げた。
福島は、自らの映画作りについて「音楽、映像と同時に、リリックでグルーブを作る」と語る。
混沌と絶望に満ちた不穏な終末都市TOKYOを映し出す永野敏の美しい映像。
これに、福島作品をつねに手がける関口純と、坂本龍一トリビュートに参加しているUnnecessary Noise Prohibited とのコラボによる退廃と希望が交錯する甘い音楽が加筆され、スクリーンを疾走する。

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』物語

ミオは路上で倒れた。しかし、数日後意識を取り戻したミオの日常も、恋人・有田とのどうでもいいような同棲生活も、何事もなく進んでいる。
テルは高等遊民だ。何もせず、誰にも働きかけず、酒を飲んでは街をぶらつき、たまに女と寝るといった、何も不自由ない日々を送っている。そんなテルの携帯電話に見知らぬ女の声が届く。
「誰でもいいから、話したくて適当に番号押したの」
ある日、ミオが買物をしていると、見知らぬ男が声をかけてきた。
男はテルと名乗り、二人はかつて同棲していたのだという。しかしミオは、テルについての記憶を一切なくしていた。
テルはミオの記憶をたぐりよせようと、二人の行きつけだったパブに向かう。久々のミオとの再会に喜ぶパブの店主・イサオと恋人・カオリ。しかしミオはテルのことだけは思い出せない。
困惑しているミオの目の前で、突然イサオが倒れた。混乱する店内。新顔の客でキツネと名乗る男が「エマノンに感染している」と告げる。イサオもミオも、謎の新型ウイルス・エマノンに感染し、発症したのだ。
そしてその後遺症とは、もっとも大切なものの記憶を失う、というものだった。
記憶が戻らないまま、ミオはテルに惹かれていく。
そして有田と別れ、二人は関係をやり直すことにする。
一方、記憶の戻らないイサオにカオリは混乱する。
テルの携帯には、断続的に見知らぬ女からの電話がかかってくる。
エマノン感染はさらに拡大し続ける。ビルの中で、公園で、横断歩道で、いたるところで人々がエマノンに倒れていく。
そしてついに、エマノンはグローバル・パンデミック(世界流行)を引き起こした。
東京戒厳令、発動。
壊れていく東京を、世界を捨て、ミオとテルは、二人が過ごした思い出の場所へと向かう…。

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』映画祭情報

第22回東京国際映画祭

2010ドイツ・ニッポンコネクション

2010スペイン・バルセロナ・アジア映画祭

2010カナダ・新世代映画祭

2010ポーランド・シネルジア映画祭

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』出演者

草野康太 Kouta KUSANO■テル Teru

1975年2月26日、横浜市出身。
86年、テレビドラマ『大人になるまでガマンする』で子役デビュー以来、映画、テレビドラマ、舞台などに出演。
93年、矢崎仁司監督作品『三月のライオン』に感銘を受け、映画への興味をあらたにすると同時に、自覚的に俳優業にかかわりはじめる。
『二十才の微熱』のオーディションで橋口亮輔監督に出会い、同監督の次回作『渚のシンドバッド』で主人公の一人を演じる。
以降、映画、テレビ、舞台、CMなど多方面で俳優として活動。
塩田明彦、市川準、篠原哲雄、本木克英らインディーズからヒットメーカーまで個性的な監督の作品に次々出演。
本作映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』は、1年間の充電期間後の俳優活動を再開第一作であり、『眠る右手を』(02年/監督:白川幸司)以来7年ぶりの主演作となる。
公式サイトhttp://www.kusano-kouta.com/
公式ブログhttp://kouta-kusano.seesaa.net/

映画出演作

■『プルシアンブルーの肖像』86年/監督:多賀英典
■『バカヤロー!私、怒ってます~第四話「英語がなんだ」』87年/監督:堤幸彦
■『二十歳の微熱』93年/監督:橋口亮輔
■『渚のシンドバッド』95年/監督:橋口亮輔/主人公のひとり
■『わが心の銀河鉄道~宮沢賢治物語』96年/監督:大森一樹
■『月光の囁き』99年/監督:塩田明彦
■『富江』99年/監督:及川中
■『Rainbow』99年/監督:熊澤尚人/主演
■『ざわざわ下北沢』00年/監督:市川準
■『セカンドチャンス』00年/監督:水谷俊之
■『眠る右手を』02年/監督:白川幸司/主演
■『サル』03年/監督:葉山陽一郎
■『黄泉がえり』03年/監督:塩田明彦
■『き・れ・い?』04年/監督:松村克弥
■『桃~female~』05年/監督:篠原哲雄
■『不良少年の夢』05年/監督:花堂純次
■『恋するトマト』06年/監督:南部英夫
■『ソースの小壜~重松清「愛妻日記」より~」』06年/監督:渡邊謙作/主演
■『世界はときどき美しい』07年/監督:御法川修
■『小津の秋』07年/監督:野村恵一
■『青に咲いた日』日本映画学校卒業制作 07年/監督:田中園子
■『犬と私の10の約束』08年/監督:本木克英
■『夕映え少女ーイタリアの歌』08年/監督:山田咲
■『口裂け女2』08年/監督:寺内康太郎
■『猫を飼う』日本映画学校実習作品 08年/監督:斎藤久志
■『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』09年/監督:福島拓哉
■『きらきら』日本映画学校卒業制作 09年/監督:尹常和
■『スイートリトルライズ』09年/監督:矢崎仁司
■『ペダルの行方』09年/監督:金井純一
■『失恋殺人』09年/監督:窪田将治

呂美(河合呂美)Romi■ミオ Mio

1982年7月29日、東京都出身。
東洋英和女学院大学大学院(人間科学研究科人間福祉専攻/車椅子スポーツ研究)を修了し、社会福祉士の国家資格を持つ才女。
スポーツ全般が得意で、とくにスノーボード、新体操、ジャズバレエなど。
97年、東京都ジュニア新体操選手権大会出場、00年スノーボード全日本選手権大会初出場ジュニア女子入賞以来、スノーボード日本代表としてユニバーシアード冬季競技会に03年、05年連続出場などの活躍を続ける一方、04年より演技学校で演技を学びはじる。
07年「デンキ島」(熱帯倶楽部/演出:松村恵二/シアターモリエール)で初舞台以降、年に2-3回のペースでコンスタントに舞台にたつ。
『自由戀愛』(05年/原田眞人監督)で映画初出演に続き、本作映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』でヒロインに大抜擢

岩崎高広 Takahiro IWASAKI■イサオ Isao

1973年7月17日、宮城県出身。
特技の殺陣を活かし桜月流美剱道などに参加。
97年の『TIME IS ON MY SIDE』以降、福島拓哉映画作品の常連。
本作映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』でも主要人物として出演。
また、98年『THE WINDS OF GOD』、04年『ダニーと紺碧の海』、07年『お吉物語2007~Okichistory』など舞台でも積極的に活動している。

珠几 Tamaki■カオリ Kaori

10月11日生まれ。
10代後半よりモデルとして活動後、演技に興味を持ち女優業を開始し、CM、TV、映画、舞台など数多くの作品に出演。
福島拓哉監督短編映画『days of』主演。
本作映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』でも主要人物として出演。 公式ブログ http://tamaki76.at.webry.info/

川野弘毅 Hiroki KAWANO■有田 ARITA

1972年生まれ、静岡県出身。
武蔵野美術大学在学中より映画にかかわりはじめる。
佐藤信介監督作品『寮内厳粛』『正門前行』で俳優デビュー。
以降の出演作品は、市川準監督作品『東京夜曲』(97年)、『たどんとちくわ』(98年)、『ざわざわ下北沢』(00年)、黒木和雄監督作品『スリ』(00年)、『美しい夏キリシマ』(03年)、ほかに『誰がために』(05年/監督:日向寺太郎)、『画龍点晴(over8)』(07年/監督:永野敏)など。
さらに、若手監督たちによる映画プロジェクト「over8」代表であり、『Solewa’ Sole ソレハソーレ』『青い種』を監督。
映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』でも主要人物として出演
公式ブログ http://blog.goo.ne.jp/jet-mania2

竹内茂訓 Shigenori TAKEUCHI■ノリオ Norio

1987年8月8日、新潟県出身。
BiDAN、Fineなどファッション誌のモデルとして活動中。
福島拓哉が講師を務めたワークショップに参加したことがきっかけで本作映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』で映画初出演。
10年「ボックス!」(監督:李闘士男)。
福島拓哉のバンド、Beer Lovers Party Tokyoのドラマーでもある。
公式サイトhttp://apres.jp/talents/primary/shigenoritakeuchi.html
公式ブログ http://ameblo.jp/ge-shidayo/

梅田絵理子 Eriko UMEDA■モモコ Momoko

1984年1月5日、群馬県出身。
ワークショップで本作の映画監督福島拓哉の目に留まり、本作映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITYで映画初出演。
舞台やCMでも活動し、テレビ出演は、CX『世にも奇妙な物語・09春の特別編』『任侠ヘルパー』『ショッカー~許されざる捜査官』、EX『サラリーマン金太郎 Part2』など。
公式ブログ http://gree.jp/iv/032eb91032fea2fd5a9db297ce18194d/CEBL00x36401322

福島拓哉 Takuya FUKUSHIMA■キツネ Kitsune=Fox

98年『Ethica/エチカ』(監督:大原成光)で劇場公開映画初出演。
自身の映画監督作品『JAM』『自由』で主演。
自作以外の出演映画は、02年『Diver』(監督:上倉栄治)、03年『バカブロッサム!馬鹿風呂』(監督:泉常夫)、05年『ビタースイート』(監督:女池充)、『SPICA』(監督:白川幸司/主演)、『東京失格』(監督:井川広太郎/主演)、06年『映画監督って何だ!』(監督:伊藤俊也)、『ドキュメンタリーは嘘をつく』(監督:森達也・村上賢司/TV)、07年『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(監督:若松孝二)、『電波対戦(裸 over8)』(監督:加賀賢三)、08年『人間爆発』(監督:花くまゆうさく)など。

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』スタッフ

福島拓哉 Takuya FUKUSHIMA■監督 DIRECTOR

1972年9月19日、埼玉県出身。
名古屋大学在学中より作品を発表し、イベントを手がける。
石井聰亙(岳龍)監督『ユメノ銀河』に演出助手として参加。
96年、オープンな関係性とクローズしない主義で、クリエイターズユニットP-kraftを設立。
01年、長編劇映画『PRISM』劇場デビュー。
いくつかの短編映画を発表し、国内外で評価を受ける。
若手監督たちによる映画プロジェクト「over8」での『裸 over8』ではアソシエイト・プロデューサー、『女子女子 over8』ではエグゼクティブ・プロデューサー、脚本提供を含めると50を超す映画・映像作品を世に送りだす。
本作の映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』は8年ぶりの長編劇場映画監督作品。
06年より3年間、日本映画監督協会広報委員会副委員長をつとめる。
『SPICA』、『東京失格』に主演するなど映画俳優としても活動。
詩人でもあり、アンダーグラウンド・オルタナティブ・サイケデリック・ポリティカル・パンクロック・バンド「Beer Lovers Party Tokyo」のボーカルでもある。
公式ブログ http://blog.goo.ne.jp/baohr

映画作品目録

■『TIME IS ON MY SIDE』
  97年/55min/DV/カラー/スタンダード/監督・脚本・音楽・出演/PFF入選
■『世界の終わりはあなたと一緒に』
  99年/33min/DV/カラー/スタンダード/監督・脚本
  /みちのく国際ミステリー映画祭オフシアター部門上映など
■『JAM』
  99年/30min/DV/パートカラー/ワイド/監督・脚本・主演
  /水戸短編映像祭審査員奨励賞、PJ映像祭ベストキャラクター賞受賞など
■『PRISM』
  01年/98min/DV/カラー/ワイド/監督・脚本
  /公開劇場レイトショー動員記録樹立/ソウル国際クィアフィルム映画祭招待、
  日本・北欧ニューシネマ映画祭招待など
■『自由』
  03年/37min/DV/カラー/スタンダード/監督・脚本・主演
  /03年公開/タイ短編映画祭招待など
■『the point(2,8,16)』
  04年/16min/DVCAM/カラー/ワイド/監督・脚本/06年公開
  /タイ短編映画祭ゆうばり国際ファインタスティック映画祭など
  /出演:上倉栄治、里見瑤子、ヴィヴィアン佐藤ほか
■『クロス・ザ・レンズ』
  05年/75min/カラー/ワイド/監督・撮影・編集
  /06年公開(『乱歩地獄』DVD特典メイキング映像)
  /出演:浅野忠信、竹内スグル、実相寺昭雄、佐藤寿保ほか
■『days of』
  06年/9min/8mm→DVCAM/カラー/ワイド/監督・原作・脚本
  /07年公開(オムニバス「over8」の1本)
■『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETERNITY』
  09年/105min/HDV/カラー/ワイド/監督・脚本・プロデュース
  /東京国際映画祭正式出品、2010ドイツ・ニッポンコネクション正式出品、2010スペイン・バルセロナ・アジア映画祭正式出品、2010カナダ・新世代映画祭正式出品、2010ポーランド・シネルジア映画祭正式出品ほか

永野敏 Satoshi NAGANO■撮影 DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY

1966年、東京都出身。
中学生の頃より8ミリで映画を作りはじめる。
大学卒業後、ビデオ製作会社、演劇制作会社に勤務し、経験を積む。
00年、16ミリ『うずもれ』(監督、脚本、撮影)を自主映画制作。
その他の監督、脚本作は、『画龍点晴(over8)』(07年)、『しんおん』(制作中)。
また、撮影参加は、福島拓哉、川野弘毅、伊刀嘉紘ら新世代の映画監督の諸作品のほか、『向日葵』(99年/監督:三梨朋子)、『あのころ・・・Summer Memories』(06年/監督:西川文恵)など。

関口純 Jun SEKIGUCHI■音楽 MUSIC

1978生まれ、埼玉県出身。
自身のバンドkursantなどで活動中に本作映画監督福島拓哉と出会い、『自由』で初映画音楽。
『the point(2,8,16)』『クロス・ザ・レンズ』『days of』など、映画監督福島拓哉の作品を構築する欠かせない存在である。
07年、東京からロシアに活動拠点を移し、音楽活動の傍ら、現在は、ロシア国立カムチャツカ工科大学で日本文化論の教鞭をとる。
P-kraftメンバーとして、短編映画『知識人とは何か』『言語保存と文化』などを監督。
監督最新作『モスクワに行ったら恋しよう』をオールロシアロケで進行中。
06年アルバム「soundtrackypcaht」を発表。
公式サイト http://www.myspace.com/kursant

Unnecessary Noise Prohibited■音楽 MUSIC

1999年結成。
同じ時期に坂本龍一のラジオ番組に作品を投稿していた3人が、番組サイトを通じて知り合い、活動を開始。
名古屋のUNpro by koichi(伊藤コウイチ)、東京のUNpro by hideki(田中秀樹)、神奈川のUNpro by ks91(斉藤賢爾)と、バラバラの土地に住みながら、顔を合わせることなくひとつの音楽を作るという興味深い創作スタイルを維持する。
若手監督たちによる映画プロジェクト「over8」の『裸 over8』の音楽を担当したUNpro by hidekiと本作の映画監督福島拓哉が意気投合し、参加が決定。
本作で、UNpro by hidekiは音響監督をつとめ、ゲスト出演もしている。
UNpro by koichiは、The Phonosとしても精力的に活動中。
UNpro by ks91は、慶應義塾大学講師をつとめ、09年に自著『不思議の国のNEO 未来を変えたお金の話』を上梓。
それぞれの表現活動も行っている。

OTHER MUSIC CARRIER
■「ラジオ・スネークマン・ショーVOl.03」(01年/WARNER MUSIC JAPAN)に3曲収録。
『La Dolce Vita~Fellini 2001mix』『「graphic design in the mechanical age』『cityscape301』
■短編映画『Magick Lesson』(02年/監督:Mark Dippe)音楽担当。
■坂本龍一トリビュートアルバム「Music Plans Skmt Tribute」(05年)に参加、『大航海19090』収録)。
■オリジナルアルバム「5億年」「water」をリリース。
映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』エンドロール

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』エンドロール

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』製作ノート
2008年 4月8年ぶりに長編映画を撮ることを決める。 タイトル『OUR BRIEF ETERNITY』。意味は「僕らの短い永遠」。たまたま読み返したウィリアム・ギブソンの詩『愛する人(みっつ頭のための声)』の一節だが、福島が好きな岡崎京子の『リバーズエッジ』にも使われている。
2008年 9/29P-kraft制作始動。キャスティング、スタッフィング含む諸準備開始。
2008年 10/3テル役に草野康太 出演決定。
2008年 11/1オールスタッフミーティング。P-kraft創立12周年。
2008年 11/27P-kraft主要メンバー、泉常夫逝去。撮影準備1週間完全停止。福島からの再始動連絡メールの結びは「少しずつ無理してもらう事になると思うけど、ぜひご協力いただけるとありがたいです。 あと一つ。とても大切なこと。この映画が現場も公開もリリースも全部終わるまで、絶対にもう誰も死ぬな。監督命令」
2008年 12月リハーサル開始、制作・演出・美術などの打ち合わせ、キツネ役 代役で福島拓哉決定。撮影機材の提供、映画学校からの機材貸与、技術会社からの特機貸与、無償協力で実現するロケ地の数々が決定。
2008年 12/18決定稿脱稿。
2008年 12/21最終リハーサル。
2008年 12/23クランクイン。公園での導入シーン撮影。
2008年 12/28大量のエキストラを動員。午前中、下北沢での雑踏シーン。夜、都庁前での集団感染シーン。
2008年 12/29テルの部屋。前日入りで作り込んだ美術に対し監督のイメージが合わず、すべて作り直す。
2008年 12/31-2009年 1/2世の中にさからわず、正月休み。
2009年 1/5クライマックスの海。早朝集合で「どこでもない場所」のロケ地へ移動。海、廃墟、無人電車、森、見晴らしの良い道。クランクアップ。
2009年 1月-5月編集、カラーコレクションや映像修正、「大量に舞うカラス」のCG作成、音楽制作。
2009年 6/9制作スタッフと関係者で0号試写。
2009年 8月東京国際映画祭(TIFF)ある視点部門出品決定。
2009年 10/13初号完成。
2009年 10/17TIFFオープニングセレモニー。
2009年 10/20TIFF公式上映(ワールドプレミア/10月22日も)。
2010年 春配給会社決定。
2010年 4月-海外映画祭上映開始。
2010年 10/16新宿K's cinema にて公開初日。

映画『アワ・ブリーフ・エタニティ/OUR BRIEF ETRNITY』応援コメント

Pam FOSSEN, TORONTO FILM SCENE
エッセイのような映画である。
登場人物たちの人生に対しての思考、恐れ、人間関係、そして記憶の本質について語られる。
同時に、ドラマチックな映画である。
テルとミオのロマンティックな関係を中心に繰り広げられる。
このふたつの要素が、SF として、見事にまとめあげられる。
しかし、私が心奪われたことは、風変わりな生物学者、見知らぬ女からのミステリアスな電話、たばこを吸う、怪しげなはげ頭の男、恐ろしく長く、いや、むしろ丹念に作られたテルとミオのセックスシーンといった、予期しない、説明できないようなもの中にある。
その映像美に魅了されもした。
都市を舞台とした映画なので、美しい風景は多くない。
しかし、都心のビルたちは美しく映え、フレームワークは精巧だ。
この映画を見て二日たった今もまだ、この映画について考えている。
まさに興味深い。
http://thetfs.ca/2010/07/10/review-our-brief-eternity-shinsedai-2010/Shannon

RIDLER, MOVIE MOXIE
私はあらゆるSF 映画が好きだが、『アワ・ブリーフ・エタニティ』は、SF の要素を人間のリアルな生活に取り入れることで、人々の反応ややりとり、そしてどのように人々がその中で微妙な変化を見せていくかを描写している点で、秀逸だ。
主人公テルは元の彼女ミオと偶然再会する。
彼女は奇妙なことに彼自身について何も記憶をもたないが、彼自身以外のすべてについては覚えているという設定だ。
この映画は、自分探し、彼らの関係再構築という、興味深い場面設定で展開される。
観客は、人間の運命の選択や、記憶について深く考えることになる。
もし私たちが選択しなければならないとしたら、その選択を常に取るだろうか? 私たちは、常に同じ恋愛関係・人間関係を選択し続けるだろうか? 私たちは、同じ人間であり続けるだろうか、そして、私たちのパートナーは? この映画は、そのようなコンセプトや考え方を、日常的でリアルな世界のなかにきちんとパッケージする。
http://moviemoxie.blogspot.com/2010/07/shinsedai-cinema-festival-2010-locked.html

Marc Saint-Cyr NIPPON CONNECTION
上映『アワ・ブリーフ・エタニティ』は、たぐいまれなエンターテインメントだ。
この映画は、あるいはSF 映画と呼ばれるかもしれないが、そうしたひとつのジャンルの枠や制限にはまらない。
この映画のインディペンデント・スピリットのひとつは、ユニークな主人公テルだ。
彼はぼろぼろのコートに身を包んだ無職の怠け者で、死や時間などの哲学的なことに思いをはせ、あてもなく東京をさまよい酒をのむ。
テル自身が語るナレーションは、彼が日常に飽き飽きしていることを、彼のキャラクターは、彼が世間に対して幻滅し孤立感を抱いていることを、描きだす。
福島は、登場人物たちのやりとりの自然な臨場感を演出するために、ラフな撮影スタイルを採用する。
なるほど、テルが仲間たちと酒を手に語り合うシーン、テルとミオが関係を少しずつ回復していくシーンで、瞬間が生じさせるリアルな雰囲気をたくみに作りだす。
あらすじを読むと、ドン・シーゲル監督『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』のような映画を連想するかもしれないが、いわゆるSF 映画とは一線を画しているし、人間の記憶や愛、絆を探索し、表現するために、福島と迫田が作り出したウィルスは、チャーリー・カウフマン脚本の『エターナル・サンシャイン』を思い起こさせもする。
ミオというキャラクターは興味深い。
彼女があっさりとボーイフレンドをふるシーンを通じて、彼女の無鉄砲さ、衝動的な行動、自己嫌悪、時折見せるかわいらしさといった様々な面を見ることができ、この性格描写が、テルとミオの別れた理由を想像させる。
ふたりに再び芽生えたロマンスが、この映画のテーマを、効果的に描写する。
草野康太と呂美が互いに素晴らしい化学反応を起こし、ふたりのシーンが真実となる。
映画の終盤、フォーカスをテルとミオ、そしてその他の登場人物に残したまま、世紀末を彷彿とさせる風景にシフトしていくシーンが、観客の方向感覚を失わせ、登場人物それぞれの瞬間にフォーカスしたカットが印象的にモンタージュされる。
素晴らしいKursant の音楽が、映画を彩る。
『アワ・ブリーフ・エタニティ』は、思いもよらない角度から人間関係とは何か?を探求した、洞察に満ち、丹精を込めて作られたすばらしい映画である。
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